但馬南鐐銀 中字
この貨幣は幕府直轄地の但馬(たじま=現在の兵庫県北部)生野銀山の山内(さんない)通用として鋳造、発行された銀貨です。銀品位は995/1000という高品位のほぼ純銀であり高品位の銀と言う意味の南鐐(なんりょう)に相応しいものです。
幕府直轄地の山内通用とは言え、正規の貨幣以外が用いられた理由は明確ではありませんが、鋳造開始が徳川時代の初期の為、幕府の貨幣統制が完成されていなかったことと、山内の特殊事情があった為と推測されています。
尚、本貨は江戸時代中期以降のものと考えられております。本貨は中字と分類されており大字、小字に比べ一般的です。
製造元 : 09-75-02 |
価格 : 264,000円(税込) |
ポイント : 2,400 |
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