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朝鮮の古銭

7世紀中頃、朝鮮半島を統一した新羅の豪族だった王建が918年に建国した高麗によって朝鮮最初の貨幣が鋳造されました。高麗は936年に半島を統一、11世紀に極盛期に達しています。13世紀以降は元の支配を受けるようになり元寇の先導もつとめています。元の滅亡後はやはり中国の明を背景とした李成桂によって滅亡しました。朝鮮の英語名のKoreaは、高麗がその語源だそうです。
さて、その高麗が造った朝鮮最初のコインは唐銭を模倣して手本にしたもので乾元重貞と開元通宝を製造(AD996-8)でした。乾元重宝は背に「東国」の文字がありかなりの珍品に属します。開元通宝は、高麗開元と呼ばれています。これも乾元重宝ほどではありませんが、なかなか見る機会はありません。
更に、1097年に鋳銭司を設置して、東国通宝、東国重宝、三韓通宝、三韓重宝、海東通宝、海東重宝の 6種類の銭貨を鋳造しました。ただ、いずれも発行数は多くなく、あまり流通しなかったようです。また、鉛質を多く含んでいる為、銭が乱れ、銭文が不鮮明なのが普通です。(あいこいんずニュース No.121より)

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