寸法:49.7 x 33.1mm 量目:17.7g 日本貨幣商協同組合鑑定書付き
南部藩(盛岡)は、幕末〜戊辰にかけて軍用資金の為に八匁銀判を鋳造、また、尾去沢銅山よりの産銅で天保通寶100文銭を密鋳しました。時は慶應4年、盛岡銅山100文、天保通寶100文を鋳造しました。南部天保は初期のものには黄褐色の物もありますが、全体に赤褐色に黒ずんだ銅色の物が一般的です。天保通寶の中ではどれもなかなかお目にかかれないレア物です。特に本銭は大字母銭のお宝です。「通」の字の之繞の横棒の左ハネや、「寶」に比し「通」が進んでいる特徴がみられます。