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フーバーは、1874年にアイオワ州ウェストブランチに生まれ、オレゴン州で育ちました。スタンフォード大学では地質学を専攻し、オーストラリアや中国で鉱山技師として働きました。商務長官時代にはロシア革命による混乱による飢餓状態のソ連に食料を支援、ＮＹタイムズ誌による「10人の最も重要な生きているアメリカ人」に選ばれたこともあります。

在任中に大恐慌となり有効な対策を打てなかったのが彼の評価を下げています。後任のルーズベルトがニューディール政策で民間経済にも積極介入したのに比しフーバーのそれは、政府や国家レベルでの対応が中心でした。1932年の大統領選でルーズベルトに大敗し大統領職を辞しました。

第33代トルーマン大統領の要請を受けて、占領国の食糧事情視察に1946年に来日し、マッカーサーとも会談しています。大統領退任から31年と7カ月後の1964年10月に90歳で死去しました、前年にはケネディ大統領が暗殺されています。歴代大統領もこのフーバーより我々の時代に近づいてきましたね。