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グラントは、1822年オハイオ州の製革業者の息子として誕生しました。17歳で West Pointの陸軍士官学校へ入学、その後、ザカリー・テイラー将軍（後の第12代大統領）及びスコット将軍の下で米墨戦争に従軍、戦功を
あげ中尉、中佐と順調に昇進していきました。


所が、1854年に飲酒問題で軍隊を辞職、1861年に南北戦争が勃発、彼はイリノイ州スプリングフイールドに彼が募った志願兵を連れて到着、イリノイ州知事は彼を第21イリノイ歩兵連隊の指揮官（大佐）に任命しました。
その後の南北戦争に於ける彼の活躍は目覚ましいものがあり、1864年にはリンカーン大統領により最高位の将軍（北軍司令官）に任命されました。最終的に南部同盟のリー司令官を破り、南北戦争は終結します。



1868年の共和党から大統領選に出馬、第18代大統領に就任します。グラントは軍人としては成功し、南北戦争の将軍達の中では、リー将軍と共に最も有名な将軍であり、また、アメリカ史上初の陸軍士官出身の大統領とな
りましたが、大統領在任中は多くの汚職とスキャンダルにより最悪の大統領の一人とする歴史学者もいるようです。