銅山至宝 当百 その2
直径:53.1mm x 36.8mm 量目:58.0g
秋田藩は藩内に、銀、銅、鉛等の鉱山が豊富にあり幕末に色々な貨幣を鋳造していました。文久期、秋田鉱山の鉛産出量は需要をかなり上回っていた為、過剰分処理対策として鉛を混入したと考えられています。本貨は、鉱山内通用を目途としていた関係で素材、製作にはあまり関心がなかったようです。共に鉛を20%〜25%を含むと言われ、銭質がもろくて崩れやすいのが特徴です。コインの銭文も明確なものは少ないようです。ここにご紹介するコインは文字が判読でき当百銭としては状態はまずまずのお品です。
表面には「銅山至宝」、裏面は左右に文久2年よりの鋳造を表わす「久ニ」、上下に「当百」と書かれています。また、裏面の右角に「秋」の刻印が打ち込まれています。秋田藩を表わす「秋」です。この百文の他に五十文銭も存在します。
製造元 : 15-01-02 |
価格 : 38,500円(税込) |
ポイント : 350 |
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