宝永一分金 極美 無刻印
江戸幕府は宝永7年(1910)に政令を発し、宝永小判、宝永一分金の鋳造を開始しました。
慶長小判・一分金のあとの元禄小判・一分金の金品位が低かった為に不評を買い、経済にも悪影響を与えた為に、慶長並みの品位に戻したのが、この宝永金貨でした。ただ、量目は慶長金の53%弱となりました。宝永一分金には、「乾」の字が見られる為、乾字一分金(けんじいちぶきん)とも言われています。何故、乾の文字が使用されたかは、諸説あるようですが易経に根拠があるとの説が有力です。いずれにしても、鋳造期間を示す極印に年号名と無関係の文字が使用されているのは江戸期ではこの宝永金だけです。本貨は乾の文字が欠けずにでている良品です。また、両替商の刻印のない、無刻印です。
鋳造期間:宝永7年〜正徳4年(1710-1714) 品位:金834/銀166 量目:2.33g
製造元 : 09-33-33 |
価格 : 187,000円(税込) |
ポイント : 1,700 |
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